TOP > クリニックのがん診療 > 8) 漢方薬補完療法

癌治療はがん細胞の消滅を目標にするので、どうしても治療による体のダメージは避けられません。
そこで、漢方薬に含まれている生薬の中で、体を補う働きのある補剤を中心にして、患者さんの状態に合った漢方薬を選びます。
また、漢方薬を選ぶ上で患者さんの状態を的確に判断することは大切です。
従来では、患者さんの生体情報を、五感をとぎすませて観察しながら判断していました。
しかしある程度、診断の再現性を確保するには血液検査の結果を活用していくこともまた重要な課題です。そこで、クリニックでは血液検査を活用して、抗癌剤と漢方薬を適切に組み合わせる試みを始めました。