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癌の診断について

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がんは細胞内の遺伝子に異常が起こって発生します。遺伝子が異常になると、細胞は無秩序に増えるだけでなく、異常な遺伝子によって異常なたんぱく質が作られます。その結果免疫能や栄養に深刻な打撃を与えることになります。

癌細胞は異常な形をしており、塊をつくります。診断はまずこの形態の異常を発見することにあります。

顕微鏡

X線の撮影、CT検査、MRI検査、PET検査、超音波検査などは小さな塊をX線や磁場、超音波などで発見する有力な検査法です。画像から判断するので画像診断と呼ばれます。最近では画像診断を組み合わせたPET-CT検査もできるようになり、診断の精度は格段に高くなっています。

がんの診断は細胞の核や構造の異常を顕微鏡で確認します。しかし形態だけで診断ができない場合には細胞にある異常なたんぱく質を染色して診断にこぎつけることもあります。

がん細胞を採取するには癌組織を切り取らなければなりませんが、痛みなどの負担なくとることは容易ではありません。そこで、子宮がん健診のように子宮の表面の細胞を擦り取って、がん細胞の有無を細胞で診断する方法もあります。

以上のような画像診断や組織・細胞診断は優れた方法ですが、画像診断では数ミリ以上の大きさにならないと判断できません。組織・細胞診断では癌組織を採取することが絶対条件です。たとえば乳癌の組織検査でも、得られた小さな標本に癌組織がなければ、どんなに精密に調べてもがんの診断はできないのです。

そこで癌を早く、負担なく診断できる方法を開発する必要があります。